要介護申請をして認定を受けることができました。
これで一安心と思うかもしれません。でも、状況は変化していきます。
となると、介護度の見直しというものが必要になってきます。
最初の申請の時は非該当(自立)という判定だったとします。
でも、病気などで支援や介護が必要になるかもしれません。
また要支援だった場合、要介護になる可能性も捨てきれません。
ひょっとして介護度が上がるんじゃないだろうか。
そう思った時はまずはケアマネージャーに相談してみることです。
介護度の見直し申請をするにも手続きというものが必要だからです。
今回、リハビリテーション病棟に入院している母親の介護度を見直してみようと思いました。
市町村によって違いがあるかもしれませんが、私は以下のようにして見直し申請をしていきました。
なんといっても相談が大事です
見直し申請にも最初の要介護申請をする時と同じように要介護認定申請書を提出します。
この時、介護保険被保険者証を一緒に提出することを忘れないようにしてください。
非該当の場合だと新規扱いになるので、包括支援センターで相談することになるでしょうか。
今回、私の場合は見直しだったので、担当のケアマネージャーから「どうしますか?」みたいな感じで見直しの打診をされました。
リハビリテーション病棟に入院中ですし、脳梗塞で左半身にマヒが残る可能性もあります。
打診の言葉を受けた時は遠慮なく「お願いします」と返事しました。
手順は最初の申請時と同じです
最初の申請の時は自宅に調査員が来られて聞き取り調査(ヒアリング)がありました。
今回は入院中なので、病棟に調査員が来てくれました。
立ち合いが必用なので、私もその場でいろいろと話をしました。
実は脳梗塞で入院する前にも介護度の見直しをしようかと申請していたんです。
その時、私は立ち会うことができなかったので、後から電話で質問されたり補足はないですかと言われました。
それでもよかったのですが、やはり直接話をしたい。
そう思ったので、休みを取って調査員のヒアリングに立ち会いました。
これは大体30分くらいで終わりました。
結果が出るまでに時間がかかるのは最初の申請の時と同じです。
そして、調査員の方には「現在の状況がどれくらい介護を必要としていかということをみさせてもらいます」と言われました。
つまり、介護を必要とする生活ではないと判定されれば要支援のままだということです。
こればかりは判定を待つしかないので、了承するしかないですよね。
要支援と要介護の違い
ここで要支援と要介護の違いをちょっと考えてみたいと思います。
支援と介護。この二つの違いはどれだけ生活をしていく上で手助け(介護)が必要かということで区別されるそうです。
寝たきりで動くことができない。そんな場合は介護になります。
でも、自分の身の回りのことはできる。でも、外出したりするときに助けがいる。
そんな場合が支援になると思ってもらえればいいです。
私の母親は身体障害者手帳も発行されています。
とはいっても何もできないというわけではありません。
自分の身の回りのことは時間がかかってもできます。料理も同じです。
入浴の介助、排泄介助も受けていません。
そういったことから要支援2という判定が出たのだと思います。
つまり、要支援と要介護の違いはそういう日常生活をどれだけ自分の力でできるかどうかだということなのだと思います。
入院中に介護度は変更できるの?
今回、入院しているときに調査員が介護度見直し申請のための調査に来てくれました。
これで介護度が要支援2から要介護1に変更になったとします。
その場合、入院中でも要介護1のサービスが受けられるのか。
これが気になるところですよね。
結論からいうと、それはできません。
なぜなら、リハビリテーション病棟に入院しているということは介護保険ではなく後期高齢者医療保険である医療保険を使っているからです。
ただ、退院してすぐに変更になった介護度でのサービスが利用できるようになります。
申請書を提出してから認定されるまでの期間は最初の時と同じように30日ほどかかります。
退院してから手続きをするより、入院中にしておけば、変更になった介護度にすぐに対応できるからです。
医療保険と違って介護保険は申請しないとサービスを受けることができません。
なので、入院中でも申請だけはしておいた方がスムーズに動くことができるのです。
今回、ヒアリングは受けました。でも、結果がどうなるかわかりません。
リハビリをしているので日ごとによくなってきている状態だからです。
ですので、最終的には退院直前にもう一度見直しになる可能性もあります。
何度も申請するのが面倒だと思うかもしれません。
でも、介護サービスを受けていくには必要なことなんです。
申請すれば、認定される可能性があります。
でも、申請しなければ資格があってもサービスを受けることができないんです。
このことはよく覚えておかないといけませんよね。