リハビリテーション病棟に入院している母親ですが、いずれは退院しないといけません。
最長、150日間は入院できると最初に説明は受けました。
でも、退院したからといって普通の生活が送れるという保証はありません。
今、マヒが残ると思った左手や左足が動いているのは、1日に3回という回数でリハビリを受けているからです。
退院すると必然的にそれはなくなります。
リハビリをする目的は筋肉を動かして普通の生活が送れることです。
でも、そのリハビリがなくなって普通の生活が送れるのか。
通所リハビリテーションは続けると思います。
でも、それだけでは不足するのが目にみえている。
そんな時はどうすればいいのか。
実は主治医が「退院してもリハビリが必要」と認めれば、看護師や理学療法士といった専門家が自宅を訪問してリハビリを行ってくれるんです。
訪問リハビリテーションはどんな人が受けられるの?
この訪問リハビリテーションですが、主治医がリハビリを必要と認めないといけません。
その上で、主治医の指示に合わせて専門家が訪問するわけです。
そして、この訪問リハビリテーションは要介護1~5と認定された人が受けることのできるサービスです。ただし、40歳~64歳の人がこのサービスを受けることも可能です。
その場合は、要介護状態となった原因が『16種類の特定疾病による場合』と認められないといけないんです。
そして、この訪問リハビリテーションは要支援1、2の人は受けることができません。
そこはちょっと注意してくださいね。
要支援の人は訪問リハビリテーションは不可能なの?
そう思うのも当然だと思います。
でも、要支援の人でも訪問リハビリテーションは受けることが可能です。
ただし、サービスの名称が介護予防訪問リハビリテーションとなっているんです。
この場合も医師の指導のもとに理学療法士や作業療法士が派遣されます。
そして、訪問リハビリテーションと異なる部分は介護予防と生活補助を目的としたリハビリを行うというところです。
つまり、介護予防訪問リハビリテーションは高齢者が自立した生活を送るための手助けを行うという形なんです。
利用料金って気になりますよね
自宅で行えるリハビリに訪問リハビリテーションと予防訪問リハビリテーションがあることはわかってもらえたと思います。ここで気になるのが利用料金ですよね。
この場合は介護保険を利用するので利用者負担金は1割としてお話します。
訪問リハビリテーションの場合、基本的な1回の利用時間は基本が約600円、それに各種加算が約210円あります。
1回40分の利用で合計が約810円になります。この料金はあくまでも目安です。
それぞれのお住まいの市町村で異なると思いますので、必ず調べるようにしてください。
予防訪問リハビリテーションの場合も基本料金、加算料金などで変動があります。
予防訪問リハビリテーションの場合1回20分以上のサービスで基本料金は300円程度と利用しやすくなっています。
週に1回利用したとして要支援1でも2でも月におよそ1,000円、週に2回利用したとして月におよそ2,500円ほどとなっています。
もちろん、条件によって加算、減算があるので、ケアマネージャーにきちんと相談してくださいね。