現在、民間の介護保険は各保険会社が様々な内容の商品を出しています。
でも、40歳から介護保険は徴収されているし、必要ないじゃないと思うかもしれません。
私もそう思っていました。
しかし、介護が始まると思っていた以上にお金がかかってくるんです。
そんな時、役に立つのが民間の介護保険なんです。
というわけで、民間の介護保険はどうして必要で、加入するとどんなメリットがあるのか調べてみました。
介護が必要になった時の初期費用ってどれくらい?
介護が必要にならないということが理想だと思います。
でも、現在では介護という問題から離れることはできなくなっています。
そんな介護にかかる初期費用ですが、思ったよりもかかるものなんです。
例えば、老人ホームに入所する場合は初期費用がかかります。
また自宅で介護する場合は手すりなどの住宅改修や介護ベッド、ポータブルトイレなど様々な部分にお金が必用になってきます。
たしかに介護保険のサービスを利用すれば、改修費用の一部は交付されます。
でも、まずは全額を支払う必要があります。
その他にも公的な介護保険の1割負担、支給限度額を超えた場合は全額自己負担となります。
当然、病院に通院した場合は医療費の自己負担分も必要です。
個々の場合によっても異なりますが、少なく見積もって300万くらいは必要なのではないでしょうか。
介護の急な出費に備えることができる
介護が必要になったら、莫大な費用がかかることはわかってもらえましたか?
私は義母と実母の介護をしていますので、これらのことを経験してきました。
私の家の改修工事の場合は25万程度かかりました。
このうちの1割上限10万円分が申告することで交付金として支給されました。
義母は介護といっても要支援2なので介護ベッドやポータブルトイレの必要はありません。
ですので、初期費用としてはそれほどかからなかったというのが実感です。
しかし実家の親の場合、浴室の改修を行ったので70万近く費用がかかりました。
こんな時、公的な介護保険では給付されるものはないのですが、民間の介護保険では「介護一時金」というものが存在します。
これはまとまったお金が給付されるものなんです。
他にも毎年定期的または一生涯一定の金額が給付される「介護年金」があります。
この「介護一時金」と「介護年金」ですが、両方が給付される保険商品もあるんです。
税金が安くなるって知っていましたか?
民間の介護保険の加入を検討している。
そんな時、ネックになるのって保険料ですよね。
いろいろと介護が必要になった時の保証はいい! でも、保険料が高い!
そう思うのも当然です。そんな時、活用できるのが保険料の控除なんです。
生命保険料控除の制度が平成24年度の税制改正により改正されました。
そのため、民間の悔悟保険に加入している場合、所得から控除して(差し引いて)くれる制度になったんです。
そのためには、年末調整で控除を受けるための手続きをする必要があります。
毎年10月を過ぎた頃、生命保険会社から郵送されてくる「生命保険控除証明書」があります。
これが年末調整や確定申告の手続きをするために必要なので、なくさないように保管しておいてくださいね。
民間の介護保険はメリットがたくさん!
いかがでしたか?
介護にかかるお金って意外とかかるものなんです。
でも、そのことって案外、知られていないような気がします。
私も義母の友人が老人ホームに入所する際の金額をきいてびっくりした記憶があります。
俗に言われる有料老人ホームだったので高額だったのでしょうが、1000万とかいう話でした。
そんな金額、簡単には用意できませんよね。
これは極端な例だと思います。
でも、住宅改修や介護保険サービスを利用するのにお金が必要なのも事実です。
この負担を少しでも減らすことのできるのが民間の介護保険であると思うんです。
ですので、こういう保険に加入するっていうことを考えてみるのもいいことだと思います。